子どもを厳しく「飼い馴らす」必要がある:政権や支配者の考えはこうだと定期的に注目を浴びる教育会議の資料

定期的に、自民党や政権を攻撃する材料に使われる教育改革国民会議の資料。今もまだ、官邸サイトにリンクされている問題発言てんこ盛りの資料。確かに、読むととんでもない。

ただし、安倍政権や菅政権での発言ではないので、ご注意ください。マネジメント的には、出所を確かめろ⇒おお、確かに、首相官邸ではないかとびっくりする内容。

子どもを厳しく「飼い馴らす」必要:教育改革国民会議

子どもを厳しく「飼い馴らす」必要。「変わらないと日本が滅びる」などという発言を教育改革国民会議のどなたかがおっしゃった訳で、その感覚には、当時も驚きだったようで、常に批判が繰り返されています。

当然、公表の後、「子どもを家畜のように扱っている」と言う批判が多かったとのこと。まあ、大企業の経営者もたくさん入っているので、体育会系や軍隊式のマネジメントを好む人もいたのでしょう。

実際、2000年前後には、こういった発言や考え方をしている経営者や上司は、いたような気がします。・・・いました。(汗)

官邸

でも、これを政府の会議で話すのは、ヤバいですよね。子供を厳しく飼いならす・・・現代は、もちろん、当時としても厳しいというか時代錯誤な考え方。

●子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
●「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う
●バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う

首相官邸

世の中に、こういう考え方の人もいます。

ただし、これに慌てて反応してはいけません。あくまでも2000年当時のものであり、かつ1委員の意見を箇条書きにしたもの。政権全体の方針や意見ではありません。あまり、こういう情報に踊らされない方がいいと思います。

発信元、内容をきちんと確認しないと、危ない危ない。

公開から13年を経てもなお不定期で注目を集める教育改革国民会議『子どもへの方策』

教育改革国民会議とは何・・

教育改革国民会議(きょういくかいかくこくみんかいぎ、英 National Commission on Educational Reform)は、教育改革について幅広い検討を行うために、時の内閣総理大臣・小渕恵三の決裁によって、2000年(平成12年)3月に設置された私的諮問機関のことである。教育改革国民会議は、森喜朗内閣総理大臣のときまで(2001年4月まで)積極的に開催が続けられ、特に教育基本法の改正、奉仕活動の実施などを検討したことで注目された。教育改革国民会議

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