病気と信仰

新興宗教や●●で、すべての病気は治るという話の科学的証明は?

さて、新興宗教やカルト的な集団は、病気を治すことができると主張していることがあります。また、様々健康食品や技で、「ガンや難病が治った」との話を聞くこともしばしば。こういった主張や話は、本当なのでしょうか。今回は、そちらについての話です。

新興宗教や自己啓発・●●で、ガンなどの病気が治るというのは嘘

そういった話には、実例や体験談がつきものですし、治った人はゼロではないと思います。ただし、気をつけなければいけないことは、全員が治ると言えないこと。

それをさも、老若男女、皆に効果があると宣伝するのはおかしな話。

この治療方法や考え方を実践すれば、奇跡が起きて【ガンが治る】。

抗がん剤や現代医療は必要ない。製薬会社や医療業界を儲けさせるだけだというのは、言い過ぎだと思います。

現代医療の否定 新興宗教や●●で病気が治る

超常現象の科学で実証実験

リチャード・ワイズマン博士の「超常現象の科学」という本では、ドナルド・レーデルマイヤー医師とエイモス・ソヴェルスキー博士の実験結果が書かれています。それは、関節炎の痛みと天気について。おそらく、一般的に、古傷や関節は、寒い日に痛むというイメージがあるのではないでしょうか。二人の医師と心理学者は、一年以上の時間をかけて、この事を調べました。

1990年代の半ばに、ドナルド・レーデルマイヤー医師と心理学者のエイモス・ソヴェルスキーが、関節炎の痛みと天候の関連性について調べた。

その結果、痛みの度合いと天候パターンには、何の関連も見られなかった。リウマチ患者は天候が特定のパターンをとった時に襲われた激しい痛みだけを記憶し、それ以外の時は忘れ、天候と痛みの間に関連性があると誤って信じ込んでいたのだ。


この実験、面白いですね。人の脳は、先入観や思い込みがあり、その先入観に当てはまるときだけを記憶していたと。きちんとデータを取ってみると、関節炎と天気や気温には関係がなかったという事例です。

祈りや宗教で病気が治るのか?

幸福の科学と決別した大川隆法氏の長男。大川宏洋氏も幸福の科学で言う「祈りでどんな病気も治る」ということに反対しています。きちんと現代医療を受けた上で、祈るのは構わない。しかし、祈りだけでどんな病気も治るというのは、違うと。

しかも、大川宏洋氏によると、医療や科学技術は競合だから否定していると。薬を使わなくてもお祈りで治る・奇跡が起きる。

ここまで言うのは、良くないですね。ただ、これと同じような主張はあちこちで聞きます。前述のリチャード・ワイズマン博士はこう言います。

祈りによって奇跡的に病気が治ったという話も同様である。私達は、祈らなくても治った人や、祈ったけれども治らなかった人のことは忘れ、祈りが効いたと誤って信じ込む。あるいは、オレンジをたくさん食べてガンが治った人の話を読むと、オレンジを食べずに治った人、オレンジを食べても治らなかった人のことは忘れ、オレンジがガンに効くと思い込む。

そう、体験談は体験談。治った人がいるかもしれませんが、治らなかった人の事を無視してはいけません。

現代科学では、何%の割合で効果があったかということを重視しますよね。治った人だけでなく、治らなかった割合もきちんと出した上で、副作用やその治療を行ったために、生じた副作用。そして、代替医療オンリーにした場合に起きる弊害もきちんと出してもらいたいものです。

祈りや信仰心が奇跡を起こすこともある。

そういう話をすると、私は治ったという反論もあると思います。確かに、祈りや信仰心は、時に、奇跡を起こすことがある。強く祈る・信じることで病気が良くなったり、精神的な安寧を得られることがあると思います。

でも、それによって、信仰=病気を治すというのは違います。キリスト教や聖書にも祈りで病気が治るとは書いていません。長い人類の歴史で、信仰=病気を治すという宗教が、消えていったのはそういうことでしょう。

主を信じ、主に祈るなら病気が治るとは、聖書には書かれていない。信仰とは、病気を治すものではなく、病気がもたらす痛みや苦しみに耐える力、即ち「忍耐力」と「希望」を養わせるものである。上尾キリスト教会

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