「A」森達也監督のドキュメンタリー映画:カルトとオウムの内部を知りたい方は必見!
普通の人が、なぜ、オウムに引き寄せられたのか。江川紹子氏の著作をはじめ、様々な本を読む中で、感じるのは、真面目な人の方が、危ういということ。もちろん、それは、一つの要素。そして、江川氏は、「カルト」はすぐ隣にある、と言うように、似たような組織はたくさんあります。
そして、オウムの後継組織である「アレフ」も健在。上祐氏や荒木氏といったかつての幹部達が、麻原彰晃の思想を一部とはいえ、引き継いでいることには、驚きの意を隠せません。地下鉄サリン事件というあれだけの事件を起こしながら、未だに、その影響下にあるとは、ここまでいけば、マインドコントロールという要素を超えているのでしょう。
森達也監督:「A」は、オウム真理教の内部を描いたドキュメンタリー
この森達也監督による「A」というドキュメンタリー映画は、オウム真理教の広報副部長だった荒木浩氏を描いた映画。ある意味では、オウム真理教の内部を見ることができる貴重な資料。そして、荒木浩氏・・普通によくいる気弱な青年というイメージ。
そのほかに出てくる幹部達も、狂信的でなければ、普通の人たち。
世界に絶望しないために、物語を読もう
大事なのは、知識。それから、社会に対する不信感をいだきすぎないこと。確かに、社会には、理不尽な事がたくさんあります。しかし、人間がすべて悪だと、お金持ちや権力者は、すべて悪いことをしていると考えてしまうと、人類や世界を滅ぼすという方向に進んでしまいます。
この辺、呪術廻戦の夏油だったり、ドラクエのデスピサロだったり。いつの時代も、世界に絶望するラスボスは存在。特に、ノストラダムスの大予言など世紀末に多かった印象。
絶望系ラスボスって1960-80年代の核軍拡競争・環境問題・近代理性への懐疑とポストモダニズムあたりの文脈から来てるから。50年も経って流石に時代遅れになってきてる。世界に絶望するラスボス
世界に絶望するラスボスは、少年の物語では、負けることになっています。仲間を人々を信じる主人公達の心に触れて、最後の瞬間に改心するのがお約束。
そうなんですよね。いくら、世界の汚い部分を見ても、世界に絶望した人になってはいけない。この事を物語から学んでおきましょう。カルトにはまりそうな時は、身近な人の意見・カルトから脱出した人の意見をたくさん聞くことです。
森達也監督による、オウム真理教を扱ったドキュメンタリーである。被写体は主に当時オウム真理教の広報副部長であった荒木浩であり[1]、タイトルAは荒木(Araki)のA、オウム(Aum)のAに由来するとされる
自身もオウム真理教の被害者である弁護士滝本太郎は、「教団はこれを世論工作として普及すべく『映画A推進委員会』なる組織を作って協力し、同監督もこれを知っていた」と批判している。映画A
オウム真理教は、この映画を宣伝に利用。なんでも利用する彼らの真骨頂。
荒木 浩(あらき ひろし、1968年5月1日 – )は、日本の宗教団体オウム真理教(2000年「宗教団体・アレフ」、2003年「アーレフ」、2008年「Aleph」に改称)の人物。教団の広報を担当する幹部として活動。大阪府出身。京都大学文学部卒業。京都大学大学院中退。身長173.8cm、足のサイズは26.5cm 荒木浩
警察や公安が、捜査のために、ある程度、ひどい事もする。もちろん、いけないこともあるでしょうけれど、毒を持って毒を制す。綺麗事だけでは、人を助けられないということも知っておかねばならないのだろうなと。
公安がオウム信者に言いがかりをつけて無理やり公務執行妨害で逮捕するシーンや、強制退去直前のオウム施設に信者と同行する場面で、散乱する注射器の横にある謎の液体を信者が「サリンだったらどうしよう笑」と言っているシーンなど、衝撃度が高く、部分的に何度も見た。記者会見の最中に荒木氏が仲間である麻原の長女に怒られてあちゃーという顔で苦笑いするところはお気に入り。興味深かったのが、割りとみんな客観的に物事を見ることができているということ。「それでも」信じ続けたいほど麻原彰晃には魅力があったのだろうし、今さら、という俗世への諦念も感じられた。荒木氏は、何度か中途半端は嫌だという発言をしていることからも、意地を通す強い精神を感じる。きっと完璧主義なのだろうと思う。「A」(1998年製作の映画)
ドキュメンタリー映画「A」は、現在、配信中とのことです。
オウム真理教を通じて日本社会の歪んだ断層を暴いた衝撃のドキュメンタリー映画「A」配信中!一連の騒動をオウムの内側から記録した問題作。森達也監督がオウムに対して問い続けたのは、“なぜ事件が起きたのに今も信者であり続けられるのか?”という現在進行形の問いだった。https://t.co/VA8nNHijYe pic.twitter.com/Hw8XE1P9t2
— アジアンドキュメンタリーズ (@asiandocs_tokyo) January 1, 2022
厳しい意見ですし、ちょっとどうかという面もありますが、こんな意見もあることをご紹介しておきます。
常同行動とこだわりが強く他責思考であり自分が特別な人間であると頑なに思い込んで一般とは逆ばりしたくなってしまう発達障害っていう知識を持たず、ダメ出しされ続けたコンプレックスをよしよししてくれたヒゲのおっさんを神と誤認してるから。gokijetvalsangゴキジェトヴァルサン