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欧州のカルト宗教の判断基準:セクト構成要件10か条を知っておこう!

新宗教や自己啓発のすべてが悪いわけではありません。そして、日本には、信教の自由があります。

一方、あまりにも教義がおかしすぎて、周囲と強い軋轢を生んだり、肉体・精神的な収奪につながるカルト集団が、数多く存在しており、家庭不和や離婚・宗教2世などの問題を生んでいるのも事実です。

そのため、誘われた団体や組織がカルトやセクト(欧州で言うカルト宗教)に当たるのかどうかの判断基準をお伝えしておきます。

ただし、あからさまな団体や組織は、大きくなりません。さすがに、どこかで矛盾が生じて、信者も増えませんからね。つまり、グレーゾーンと判断しなければいけないケースが多いことをご記憶しておいてください。

また、反社会的カルトの特徴もあわせてお読みください。

欧州・フランスのカルト・セクト判断基準はこれ

こちら、フランスを中心にセクト・カルトの判断基準です。

セクト指定の判断基準は以下の通り。出典:ウィキペディア

信徒(会員)の精神的操作
カリスマ性を持つグル・教祖・指導者や、その側近への権力集中
ピラミッド型組織
財産の接収
唯一排他的な教義

「Association de défense des familles et de l’individu(ADFI、家族と個人を守る会)」、「Centre de documentation, d’education et d’action contre les manipulations mentales(CCMM、精神操作防止資料教育活動センター、マインドコントロール救済センター)、「Centre Roger Ikor」(ロジェ・イコール センター)等のセクトに反対する運動団体が、セクト指定の新たな判断基準を定め、一定の成果を収めている。

さらに、セクト構成要件の10項目をご覧ください。

この中で、セクトの本質を「新しい形の全体主義」と定義した上で、以下のように「セクト構成要件の10項目」を列挙している。

精神の不安定化
法外な金銭的要求
住み慣れた生活環境からの断絶
肉体的保全の損傷
子供の囲い込み
反社会的な言説
公秩序の攪乱
裁判沙汰の多さ
従来の経済回路からの逸脱
公権力への浸透の試み
以上の項目のいずれかにあてはまる団体をセクトとみなしている

『アラン・ジュスト報告書』

また、本人は、マインドコントロール下にあり、これらの問題点に気付かないことがあります。そうならないように、誘われた段階で、これは危ないと気づくことが肝心です。

敵もさる者。いきなり、法外な金銭要求や出家を求めてはきません。世界平和や愛・家族関係の改善などといった言葉を餌に近づいてきます。そして、信頼関係を作ってから、だんだんと一般社会から外れた要求を行ってきますので、ご注意ください。

カルト団体の危険

新興のカルト宗教・団体を一覧で紹介しているサイト

宗教団体以外の団体も多く解説しています。

世間的には、有名でなくても多くの団体が、カルトやセクトと疑われています。オウム真理教や旧統一教会だけではありません。非常に多くの組織が、上記のセクト構成要素に当てはまります。

10人に1人はカルト信者!?日本のカルト宗教 一覧

カルト教団と新興宗教を淡々と紹介していく

多くの団体が、カルトやセクトとの指摘を受けていることがわかります。

カルト団体一覧:カルト教団・宗教と指摘されている宗教団体です

近年、下記のカルト教団・カルト宗教に取り込まれ洗脳され、大切な人生を台無しにしまいその呪縛から逃れても脱会させてもらえないと悩む方達が増えてきています。

 

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