なぜだろう?「上司をお客様と思う」と仕事がスムーズに進むようになる
あなたの上司は、どんな上司でしょうか?
上司がわかってくれない。いちいち小うるさいと嘆くあなた。
上司に対する見方を少し変えてみませんか。
上司をお客様と思えば、仕事がうまくいく
そう、上司は、あなたのお母さんではありません。お母さんなら、あなたのことをいつも見てくれていて、阿吽の呼吸で、様々なことを手助けしてくれることでしょう。でもね、そう思ってしまうと上司との間は、うまく行かないと断言します。
だって、上司は、あなたのお母さんではありませんから。
それよりも、仕事が上手くいくコツを教えましょう。それは、「上司をお客様と思うこと」。それだけです。
上司は、お母さんではなくお客様
考えてみてください。あなたの上司は、あなただけの上司でしょうか。たいてい、違いますよね。上司は、多くの部下や上司自身のお客様を抱えています。当たり前ながら、あなただけに時間や能力を割くことは無理。
なのに、上司と上手くいかないと嘆く部下は、上司を1対1の関係で見てしまいます。上司なら・・・これくらいできて当たり前と思っていませんか?
- 例の件ですがと伝えたら、何だっけと問い返される
- 見積もり・企画書をなかなか見てくれない
- 言わなくてもわかってくれていると思っていた
- 私の作業・仕事をまったく把握していない
こういうことを感じていたら要注意です。
上司は、基本、忙しい存在です。そんな上司を上手く使うには、お母さんとして扱うよりもお客様として扱う方がスムーズに進みます。これに変えるだけで、上司との関係は、おおいに変わります。
そんなことできないよ~と思ったあなた。では・・・
上司にゴマをすりますか。お歳暮・お中元などを届けますか。プライベートまで上司に捧げますか。⇒これは、昭和のサラリーマンが出世するためにやっていたことです。これをする位なら、上司をお客様と思う位、楽なもんですよ。
やってみると、この差を痛感するはず。
上司をお客様と思えば、メリットたくさん
- お客様より優しい
- お客様よりわかってくれる
- ミスのカバーや仕事の肩代わりをしてくれる
- 褒めてくれる&奢ってくれる?
上司をお客様と思えば、こんなにメリットがたくさん。
お客様だけで手一杯なのに、上司をお客様なんて思えない。ほんとのお客様だったらそうするというあなた。ちょっとお待ち下さい。
上司からすると、どちらの部下を好み、助けたいと思うでしょうか?
- 丁寧に情報を伝えて、判断しやすいように、メリットやデメリットをまとめてくれる
- 上司なんだからわかってるよねとばかりに、判断を丸投げしてくる
どちらの部下が良いか、言うまでもありませんよね。あなたは、部下に仕事を丸投げすると憤るのに、上司に判断を丸投げしていませんか。
上司に頼まれた仕事の重要性
次に、上司に頼まれた仕事の優先順位のお話。
忙しいのに、上司に頼まれた仕事。ついつい後回しにしていませんか?
そして、いつできるのかと催促や叱られる。これだけを聞けば、理不尽な上司です。おおいにプンプン怒りましょう。
しかし、これが続くのは、もったいない。
良く考えてみてください。上司がお客様なら、優先順位を上げるはずです。少なくとも締め切りを聞きますよね。
そう、これも大事。上司の依頼は、お客様の依頼を後回しにしてでも片付けた方がいいのです。その理由をお伝えしましょう。
- 部下より上司の抱えている仕事の方が重要であることが多い
- 上司⇒部下への依頼は、本当のお客様よりも締め切りが近い事が多い
- 社内への依頼ですから、万一、遅れた場合に持つべき締切への猶予期間(バッファー)が短い
もし、締切を過ぎてもOKな場合、安心してはいけません。逆に、部下のあなたは、嘆くべきなのです。
それは、締切を守らない・重要な仕事を任せるに値しない=上司は、あなたを信頼・信用していないということですから。
忙しいのに、余計な仕事を頼みやがってと「上司の仕事を後回し」にする癖がついている。上司は、部下の行動をよく見ています。そのため、そんなあなたに重要な仕事を回すことはしません。
だからこそ、上司をお客様と捉えて、お客様と同じように、優先順位や締切を確認する事が大事なのです。そして、いつでもいいよと言われた仕事も着実にこなしていくこと。そうすれば、上司との信頼関係を築くことができて、仕事が楽になりますよ!