伊沢拓司さんの学びは、父に叱られた「絶対」を軽々しく使うな!
クイズ王の伊沢拓司さんのまなび。STEP ONEで紹介された「人生の学びの言葉」。
今回もまた素敵な内容でした。
伊沢拓司さんの学びは、「絶対という言葉」を軽々しく使うな
伊沢さんは、クイズプレイヤーとして有名な方。
2017年4月にTBSのクイズ番組『東大王』のレギュラー放送第1回で優勝し、第1シーズンでは東大王チームの大将を務めた。同年11月の第13回放送で行われた東大王入れ替え戦の決勝にて水上颯に敗れ大将交代となったものの、東大王チームの最年長、大黒柱として、同じく入れ替え戦でベスト4に勝ち残った鶴崎修功、鈴木光と共に番組の第2シーズンを牽引した(水上不在時には代わりに大将を務めることもあった)wiki
そんな伊沢さんの学びは、彼の父親が叱ってくれた言葉です。
父に叱られた8歳の伊沢少年
もう、だいぶ前になる日韓ワールドカップの試合中。まだ8歳の伊沢少年は、ついついつぶやいてしまいます。
ワールドカップ初戦で、ベルギーと対戦した日本は、2-1とリードしながら、同点ゴールを決められてしまうのです。その時、日本代表には、2人の優秀なGKがいました。
- 神セーブの川口能活選手
- コーチングと安定感の楢崎正剛選手
ともに、甲乙つけがたい素晴らしい選手。当時のトルシェ監督も悩んだ末に、楢崎選手をレギュラーとしてW杯に臨んでいたのです。
しかし、幼き伊沢選手の贔屓は、川口選手。そして、ベルギーに同点ゴールを許すのを見た彼は、つい、こんなセリフをつぶやいてしまうのです。
「楢崎だから止められなかった。もし、川口だったら、絶対止めていたのに。」
それを聞いた伊沢少年の父親は、こう言います。
「絶対という言葉を軽々しく使うな。」
「やってみなければわからない。みんな必死にやっているんだから。」
ふだん、怒ったり叱ったりしない父親のこの言葉は、伊沢さんの心に強い印象を与えたようです。
そりゃあそうですよね。楢崎だったから決められたんだ。川口だったら止められたはず。そんな簡単なものではないということは、皆さん、よくわかりますよね!
でも、この「絶対という言葉を軽々しく使うな」というのは、伊沢少年の指針になるのですから。このお父さん、いいタイミングで、いい言葉を息子にかけることができたと思います。
珍しく父にしかられた伊沢さんは、絶対という言葉を使う時、気をつけるようになったそうです。
予備校講師時代。生徒から「どうしてもできない。絶対できない」との相談を受けることが多かったとのこと。その時も、本当にそうなのかと生徒さんと考えていくことが習慣になったと話していました。
それ以後も、絶対という言葉が思い浮かぶたびに、本当にそうなのかと自分に問いかけるようになったとの話でした。8歳の伊沢少年が学んだこの言葉。私達も心にとどめておくといいと思います。
絶対という言葉は危険
ナビゲーターのサッシャさんもいいことを言ってくれました。
- 絶対できる=過信を生む
- 絶対できない=可能性を狭めることになる
どちらにころんでも、絶対を軽々しく使っていいことはありませんね。
また、金融業界や医療の世界でも「絶対」は、禁句です。
- 絶対、儲かります。
- 絶対、治ります。
これらの言葉を気軽に発する人物は避けたほうが無難です。詐欺師及び偽医療を行う良くない人物の可能性が高いですからね。